冬休みを利用して、遠くから通ってくれた中学3年生の女の子が、
国語3ヶ月コースを卒業していきました。
コース受講前後で、他に通っている塾での模試で、
国語だけ偏差値が飛び抜けて上がったと嬉しそうに話してくれました。
その生徒の書いたアンケートです。
「文章の中で一番言いたいことを見つけて、要約できるようになりました。」
「作文をわかりやすく書けるようになりました。」
「テストをした時に、長文を読むのに時間がかかりすぎて最後まで終わらなかったが、
今は時間内に終えられるようになりました。」
3ヶ月コースが掲げている目的通りのアンケートを書いてくれました。
この3つができるようになれば、おのずと国語の成績は上がっていきます。
要点を見抜く力、
因果関係を示した要約力、
自分の意見をわかりやすく伝える作文力、
そして、問題の長文を速く正確に理解度を上げて読む速読力、
これから先、生涯使える力です。
中学受験もいよいよあと2週間、
神奈川県の中学受験は、2月1日からです。
思鋭館では、中学受験生が早くから来て、志望校別対策を行っています。
中学受験生は、この最後の2週間が最も大切です。
なぜなら、この2週間が最も実力を伸ばせる期間だからです。
中学受験に望むのは、小学生です。ほとんどの受験生が、生まれて初めての受験です。
受験に対して本当に100%自分から自発的に望んでいたかというと、
そうではなかったでしょう。
親が言うから、友達がやるから・・・
受験ってなんだろう・・・学校のクラス全員が受けるわけでもない中学受験に、
1年も2年も前から臨場感が湧くわけではありません。
でも、その受験まであと2週間となりました。
早い子は、すでに県外の学校のお試し受験を経験しています。
やっと自分事として捉えられるようになってきたのです。
この2週間の過ごし方、勉強の仕方で、まだまだ実力を伸ばすことができます。
最後の実力曲線をぐいっと伸ばすときが来たのです!
さて、志望校別対策 国語勉強法ですが、思鋭館は個別指導ですので、
まず、受験生に過去問を解いてもらい、できない問題の要因分析をして、
ボトルネックとなっている優先順位の高い原因から潰していきます。
特に、記述問題の答え方に各校それぞれ特色がありますので、
出題の意図に沿った答え方の練習を行います。
ここからの2週間が、受験に影響を与える最も貴重な期間なのです。
思鋭館は、電車で通って来る生徒が9割を占めています。
遠方からも、
例えば、
小田急線 新百合ヶ丘
小田急江ノ島線 藤沢、藤沢本町
小田急小田原線 本厚木
JR大崎、川崎、東戸塚、戸塚、横浜、保土ヶ谷
市営地下鉄 センター北、三ツ沢上町
田園都市線 あざみ野
京王線 初台
京急 金沢文庫
根岸線 本郷台、洋光台
このように、一本で来れる相鉄線以外でも、半径50Km 圏内から、
乗り継ぎや車などでわざわざ通っていただいています。
本当に感謝なのですが、その遠方からの生徒のうちの7割が3ヶ月コースを受講しています。
3ヶ月なら、なんとか通えるかも?というのがその理由でしょう。
思鋭館では、3ヶ月で国語力がつくと公言し、実践しています。
3ヶ月でつく国語力とは何でしょう?
論説文に絞り、論説文の構造を理解し、
筆者の主張、その理由、それらを具体的に説明している部分
まず、それらを見分ける目を育てます。
「分かる」とは、「分ける」というように、
それまでただ漫然と読んでいた文章を
区別する意図を持って読むことで分かるようになります。
すると、一度読んだだけで要点が読み取れるようになります。
要点が読み取れるようになると、
選択問題も根拠を持って選べるようになります。
さらに、要点をまとめる記述力を育てます。
論説文と小論文の構造について理解を深めることにより、
小論文で自分の意見が書けるようになります。
これらを個々の実力に応じた教材を使用し、個別で指導しています。
さて、ここまで来ると、学校の定期テストはもちろん、模試の成績も上がってきます。
3ヶ月で成績保証をしているのは、中学生だけです。
小学生は、年齢的に抽象語が理解できないことがあり、
高校生は求めるレベルに個人差が大きいからです。
しかし、小学生も高校生も、
体験で初めて来た時から比べると3ヶ月で見違えるようになります。
先日体験の都内からお越し頂いた中学生のお父様、
都内の有名な国語塾も数カ所体験されたそうですが、
短期間で本当に結果を出してくれそうな国語塾は思鋭館だけだったと・・・
とてもうれしいお言葉だと感じると同時に、
遠くから来ていただくからには無料延長に甘えず、
しっかりと3ヶ月で成果を出さなければという責任を感じます。
今日から、ビリギャルさんの通った慶應SFCを目指す高校2年生のSFC小論文対策の授業がスタートしました。
SFCって何だか知っていますか?
湘南藤沢キャンパスの略称ですね。
SFCのある湘南台駅と思鋭館のある弥生台駅は、相鉄いずみ野で10分です。
とても近いので、SFCの学生さんが思鋭館の講師として、講義に教材開発に活躍してもらっています。
SFCは、これまでの講義形式の大学とは一線を画します。
以下、SFCのHPから、
多様で複雑な社会に対してテクノロジー、サイエンス、デザイン、ポリシーを連関させながら問題解決をはかる。そのために設立されたのが慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)です。既存の学問分野を解体し、実践を通して21世紀の実学を作り上げることが私たちの目標です。
そんなSFCが皆さんにおススメしたいのは、極端(エクストリーム)に想起し大胆かつ無鉄砲に実践することです。
このように、SFCでは現在まさしく直面している社会の諸問題を解決するための学問を行います。
入試においても社会の諸問題を解決する問題解決法を求める小論文が出題されます。
例えば、
君が日本をデザインするとき、
1)どのような日本を良い日本だと考えますか、
2)その根拠となる価値観はどのようなものですか、
3)実現のためのプロセスと実現のために君自身ができることあるいはしたいこと、の三点を説明してください。
これに答えるための資料も問題に用意されていますが、その資料だけで判断し、合格基準に達する論文が書ける子は、相当な実力があります。小さい頃から本に親しみ、様々なジャンルの本を自ら興味を持って読み、吸収し、さらに社会問題にも目を向け、そこから独自の考えを発展させてきたのでしょう。
そのような下地が無い場合、どうするか?
まず知識として現代社会が直面している諸問題を知る必要なあります。
そして、その諸問題に対して、独自の解決策を持つ必要があります。
さらに、主な抽象概念、例えば、「正義とは」「善良とは」「経済とは」「豊かさとは」「教育とは」・・・
を自分なりの視点から基準を持ち論ずることができなければなりません。
解答は、問の文意に沿って、筋道を立てて、
そして、これがSFC小論文の醍醐味ですが、
それを”極端(エクストリーム)に想起し大胆かつ無鉄砲に実践する”その解決方法を提示しなければなりません。
思鋭館では、最低限必要な予備知識と抽象概念を身につけるために、独自の行程表に沿って進めています。
数学などは、単元が明確なので、学ばなければならないことに対して、学び忘れた!ということはあり得ないのですが、こと小論文に関して言えば、何をどう学べばいいかが曖昧なので、いざ入試となり初めて見た概念が出てくるとそれだけでかなり不利な状況に陥ります。
さらに思考法として、SFC的問題解決アプローチである”ミクロとマクロの視点”、”部分最適と全体最適“、”視点変換による価値基準の枠組みの見直し”などを使って、その生徒独自のコアを作っていきます。
写真は、初授業で行った速読の結果です。
体験で来た中学一年生も一緒に行いました。
二人とも、15分のトレーニング後、読み速さが2倍、3倍となっているにもかかわらず、理解度、集中度、時間感覚が上がっています。
これからSFC対策のコア知識を吸収するためにも、相当な量の本を読む必要があるので、速読のスキルは必須です。
でも、これを高校生から学べる生徒は、本当に幸せだと思います。
私などは、コテコテの理系男子でしたので、社会の諸問題や抽象概念に関心が向かい始めたのは、30過ぎてからです。
これからの社会の諸問題に対応するための知識や思考法を高校生のうちから身につけておけば、それから先の人生で吸収できるものは計り知れないでしょう。
(記:出雲)
SFC対策コースは、現在の受験生が卒塾する2月からは、ほぼ全曜日で空きがあります。ご希望の曜日が限られる方は、まずは体験からお早めにお願いします。
1月中は、月曜日7時以降、木曜日の6:15以降の遅い時間帯のみ空きがあります。
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当塾は国語力の養成を専門にしており、速読や作文、読解力の養成に力を入れております。あらゆる学習の基礎として日頃の勉強や受験に役立つのはもちろん、就職での面接や論文での成功など、将来自立して生きるうえで欠かせない力となります。
横浜市の思鋭館では、難解な文章題が出題される中学受験にも豊富な実績がありますので、中学受験を目指す方もお気軽にご相談ください。