昨日のつづきです。
”おまじない” について、もう少し詳しく書きますね。
首都圏の中学受験生にとって、2月1日は大変重要な日です。
本命校を受ける子はもちろん、抑え校の場合も、
本命校やチャレンジ校を安心してのびのびと受験するためにも、
2月1日は確実に行きたいところです。
半数以上の受験生は、2月1日を迎える前に、お試し受験を受けているかもしれません。
しかし、お試し受験と本番とでは、緊張の度合いが全く違うでしょう。
そこで、 ”おまじない” です。
あらかじめ最悪の事態を想定してイメージトレーニングをするとは、何をどうするのか?
受験生のとって、最悪の事態とはどんな事態でしょう?
当日、熱が出る。遅刻する。ころんで怪我をした。
このように何かのハプニングで本番を迎えてしまった場合です。
答案用紙を前にして焦ってしまっている。
まずは、最悪を想像します。
焦りから、
どんな感情になるか、
「もうダメだ・・・」
あえて自暴自棄になってみるのです。
その結果、実力が発揮できずに不合格。
逆に次は最善を尽くす場合です。
ハプニングが起きたにもかかわらず、
問題に取り組む時に、冷静さを取り戻し、
あらかじめ決めておいた戦略通りに、解く順番を守り、
問題文をいつも調子で読み、想定外の難しい問題が出たとしても
パニックを起こさずにできることをやり抜く態度を貫き通す。
最悪から、最善へとイメージを移すことによって、
最善の選択をすることが、より良い結果につながるのが明らかになります。
実際合格した生徒から聞いた話です。
前の方に座っていた女の子が、途中からシクシク泣き出したそうです。
問題が、明らかに難しくなっていたのです。
過去問では、解けたのに・・・
一生懸命やってきたのに・・・
全然違う・・・
そんなふうに思っていたのかもしれません。
こうなると、もはや本来持っている実力を出すのが難しいでしょう。
しかし、あらかじめどんなに難しい問題が出てきたとしても、
それを想定した戦術を立てていたとしたらどうでしょう。
どんなに難しい問題でも、全ての受験生同じ問題が出ています。
条件は、平等です。
周りは、混乱してしまっている。
自分は、想定した通りにその時できることを冷静にやり抜いている。
勝負がどちらに転がるか、明白だと思います。
教室では、私が誘導して各自イメージしていきます。
実際は、もっと細かく具体的に行います。
思鋭館では、受験生には国語という教科に囚われずに、受験戦略、戦術を指導します。
生徒の目的が、中学受験合格ならば、
その目的成就の確率がより高まるように、やれることを全てやります。
(中学受験生が抜け、現在お席に余裕ができました。
来年度、あるいは再来年度に向けての国語の実力に不安のある方、お問い合わせください。)
(記:出雲)