速読って、ななめ読みとか、飛ばし読みとか、と思われている方たくさんいるようです。
でも、ななめ読み、飛ばし読みをしても国語の読解問題に使えません。
速読と一字一句読んでいく読み方との違いとは何でしょう?
たとえば、街に出て「吉野家」の看板を見たとします。
いちいち「よ し の や」と一字一句読まなくても
看板を見ただけで、「吉野家」という事がわかります。
このように、速読とは、「見てわかる」の繰り返しなのです。
読むのが苦手で遅い子は、視点が一つの文字に集中しています。
視野が狭いので、次に何が書いてあるか?視線を動かすまでわかりません。
速読が出来る子は、視野が広く、全体を見ることができます。
次の文字、次の文字と視点をいちいち動かさなくても、まとまりで理解することができるのです。
すると、読解問題で7文字の書き抜きのことばを探すときでも、視野が広く全体を見ていると見つかるのも速いのは当然です。
また、視野が広いと精神的な落ち着きにもつながります。
速読ができるようになると、
本が速く読める、問題の答えが速く見つかる、
そしてさらに精神的にも落ち着きが出てくるのです。